武庫川渓谷廃線跡(福知山線・武田尾−西宮名塩)
懐かしの武庫川渓谷
幼い頃、家族で大阪の親戚に行くのに、大抵は福知山線で(たまに加古川経由で)行っていました。1986年に尼崎〜新三田間が複線電化になるまでは単線だったので、たびたび行き違い列車の待ち合わせがあり、大阪まで4時間ほどかかっていました。トンネルや鉄橋の続く渓谷が2か所あり、始めに下滝−丹波大山間の川代(かわしろ)渓谷、その次に通るのが道場〜武田尾〜生瀬間の武庫川渓谷です。当時はディーゼル機関車が長い客車を引っ張って、くねくねと渓谷沿いを走っていました。 川代渓谷は電化になりましたが単線のままで、景色も昔と変わりませんが、武庫川渓谷は今はトンネルであっという間に抜けていき、武田尾駅を通過するときにチラッと景色が見えるだけです。今回で一度通ってみたかった武庫川の廃線跡を通る機会があり、武田尾から西宮名塩までを歩いてきました。時間の制約があり、足早の散策でした。散策中は何とか天気がもちましたが、西宮名塩駅に向かうときに大雨にあいました。今思えば生瀬に向かった方がよかったかもしれません。
阪鶴鉄道(のちの国鉄福知山線)の改修工事や神戸水道導水管トンネル工事で、わかっているだけで5名の朝鮮人が犠牲になっており、その碑が親水公園に建立されています。今回はその碑にまつわるフィールドワークに参加しました。石碑の画像をクリックすると、裏面の説明書きが表示されます(一部画像を合成しています)。
(2021.11.27−28)
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