白雲洞(上帝釈周辺)

(広島県神石高原町)


神龍湖

 帝釈川をせき止められて作られた神龍湖は、石灰岩の渓谷をダムでせき止めた人造湖です。遊覧船は30分おきに運航されており、千円で約40分の遊覧が楽しめます。石灰岩の断崖をすぐ近くで見ることができます。

遊覧船のりば。
赤い橋がいっぱい。
神龍ダムの堰堤。
上流はここでUターン。

上帝釈

 神龍湖より上流を、帝釈峡とか上帝釈とか呼ぶようです。あちこちに鍾乳洞や石灰岩の造形が見られます。特に石灰岩の天然橋「雄橋(おんばし)は、必見です。写真で見るのと実際に見るのでは大違い。想像していたよりも2倍の大きさはありました。もともと洞窟だったところが崩れ落ち、唯一残ったところが天然橋になりました。この広さの洞窟が広がっていたと想像するだけで、ワクワクしてしまいます。
 そして唯一、観光洞として開発されている鍾乳洞「白雲洞」は、入口からは想像できない広い空間が中に広がっており、鍾乳石もたくさん見られます。足元は板張りがしてあり、照明も完備。白雲洞のすぐ近くには「鬼の唐門」と呼ばれる、石灰岩の天然橋があります。
 上流に行くと「賽の河原洞」、さらに上流に車を走らせると「鬼の岩屋」があり、両方とも照明はありませんが、中にはいることができます。賽の河原洞は、内部左手より水が流れ出ており、鍾乳洞が続いていることが想像できます。鬼の岩屋は、青鬼と赤鬼が迎えてくれます。かつては観光洞だったのでしょうね。 

白雲洞
内部は広く、鍾乳石も豊富。
想像していたよりも立派。
鬼の唐門
天然のトンネル。
ちょっと離れたところから。
雄橋
上流側から。大きい。
下流側から。圧倒。
賽の河原洞
対岸から。奥行きは小さい。
内部左手より流出する水流。
鬼の岩屋
入口。
左上に青鬼がお出迎え。
中には赤鬼が。
内部。小洞窟が伸びてます。

洞窟遺跡

 このあたりも石器時代の洞窟遺跡が豊富で、白雲洞近くに「寄倉岩陰遺跡」、鬼の岩屋の近くに「帝釈峡馬渡遺跡」があります。ほかにも探せば、いっぱいあるそうです(きりがない・・・)。

寄倉岩陰遺跡。
帝釈峡馬渡遺跡。

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