岩屋観音窟・美川ムーバレー(山口県岩国市)
「ブラタモリ」の聖地巡礼で、錦帯橋に行ってきました。そのついでに、中国地方でまだ行っていなかった鍾乳洞「岩屋観音窟」に寄ってきました。なお道中、定休日でしたが、地底王国「美川ムーバレー」にもちょっと寄り道してきました。
目的地は中国道の六日市ICと山陽道の岩国ICのほぼ中間点にあります。六日市ICから国道187号線を南下しましたが、走りやすい道路でした。ただ、美川ムーバレーから岩屋観音窟までは、対向車とのすれ違いが厳しいような狭い道路です。岩屋観音窟の入口に広い駐車場がありますが、ここから歩くとちょっと疲れるかも。平日で空いていれば、そのまま車で水車公園まで行くことができます。大きな水車のすぐ横が岩屋観音窟で、石の階段を上るとあまり奥行きのない大きなホールになっていて、鍾乳石の中に観音像を見ることができます。私が見た感じですが、岩屋観音窟の観音像は石の観音像が鍾乳石化しているというよりも、大きな石筍を彫刻して観音像を掘ったのではないかと思いました。
岩屋観音窟の横手から上のほうに少し登ると、「奥の院」があります。ちょうど人が入れるくらいの穴があいています。こちらは照明はないので、懐中電灯が必要です。少し入ると天井の高いホールがあり、さらに奥へやや腰をかがめて進むと広いホールがあり、比較的新しい観音像が設置されていました。そこからまだ奥に行けるようですが、普通の装備ではやめておいたほうがいいでしょう。竪穴になっているという情報もあります。岩屋観音窟に行く途中に、川を挟んだ向かい側に遺跡のような景色を見ることができます。玖珂鉱山跡で、室町時代に銀の採掘が始まり、その後、スズ、銅などを採掘し、近代ではタングステン鉱として日本一の採掘量を誇っていたそうです。1993年(平成5年)に閉山し、その鉱山跡を利用して、今は「地底王国美川ムーバレー」というテーマパークになっています。親子連れで楽しめるようになっているそうです。温泉施設やレストランも併設されています。定休日のため、施設内に足を踏み入れることができませんでした。鉱山に関する説明や資料館的な物がないのが、少し残念です。
岩屋観音窟 | |
天然記念物の碑 | 広い駐車場 |
巨大な水車公園(調整中) | 丁寧な看板に後で気が付く |
岩屋観音窟の全景 | 階段の上が観音窟 |
観音像 | 全景、真ん中が観音像 |
奥の院入口 | 中は人間の背丈くらい |
天井の高いホール | さらに奥に進む |
行き止まりの大きなホール | ここから奥は普通装備では無理 |
地底王国美川ムーバレー(玖珂鉱山跡) | |
地底王国美川ムーバレー | 定休日でひっそりとしていました |
(2024.11.20)
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