丹波市山南町阿草

黄銅鉱跡?

 篠山市から丹波市山南町(JRでいうと谷川駅)にかけて、篠山川が流れ、川代渓谷を作っています。播磨北部から篠山に抜ける近道なのですが、2004年の台風による災害で、川代渓谷に平行して通っている県道が通行止めになっています。その迂回路として、阿草から篠山市旧丹南町に抜ける峠を通ることになっています。
 阿草と峠の中間あたりに、鉱山跡があります。10年ほど前は、看板らしきものがあり、確か黄銅鉱跡と書いてあったような記憶があります。今はその看板も朽ちてしまい、影も形もありません。こつこつと手堀りで掘った穴で、やっと人ひとりが通れるくらいの広さです。
 鉱口には杉の木も生えてきて、歴史から消え去ろうとしています。黄銅鉱跡だったかどうか、ネットで検索をいろいろかけてみたのですが、ヒットしません。詳しいことがわかれば、またここに書きたいと思います。もしご存知の方はお知らせ下さい。

道路から見たところ。存在すら気づかずに通っていく人がほとんど。

これが鉱口。大人が背中をかがめて、やっと入れる大きさ。

入口から中を見たところ。


 地元の人から聞いた話ですが、ここで自殺事件があったらしく、地元の人はあまり行かないそうです。そういうことを聞くと、ちょっと気持ち悪い気がしますが、せいぜい供養でもして、歴史の史料として保存してほしいと思います。いかがでしょうか、丹波市教委区委員会様。


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